シニアのドライブ旅行記ー安心快適、混雑なしの平日の旅がシニアには一番です

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朝晩の寒さも和らぎ気候も安定した4月17日から22日まで、5泊6日のドライブ旅行を楽しんできました。6日の間傘も要らない程度の雨が一瞬降った程度でその他はほぼ晴天に恵まれて幸運だったと思っています。行程は山陰、四国、淡路島を経て新潟に戻るというものですが、元気なうちに一度は行きたいと思っていた所だったという事と妻の長年の希望でもあったので念願がかないました。

行程と観光場所

1日目

新潟亀田ICより北陸自動車道、名神高速、新名神高速、山陽道で山陽姫路ICを経て姫路城見学、姫路城見学後は播磨道、中国道を通り美作ICから降りて湯郷温泉泊まり

途中数か所のSAで休憩と給油をし、お昼は宝塚北SAで食べる。京都から高槻JCTまでの間は上り下り高速道が2本づつになったり、大型トラックがひしめいて走行している様に驚きました。月曜日のお昼前のせいかほぼトラックだけで自家用車は僅かの状態で、遊んでいるのが申し訳ないような気持ちになりました。日本の物流はこうやって成り立っているんですね。ご苦労様です。それにしても大津SAから眺めた琵琶湖の景観は良かったです。記憶に残る眺めになるでしょう。
播磨道の蒜山SAを過ぎたあたりからナビが何故か一般道に誘導した以外は予定に大きな狂いも無く無事定刻に予約しておいた湯郷温泉の宿に到着しました。ちなみに1日目は2日目以降の行程の都合で走行距離は800KMを越えました。朝4時過ぎの出発がなせる業で、早寝早起きはいつもの事で、スピード控えめのリラックス運転なので特に疲れもありません。
宿は割烹風な雰囲気で夕食は小部屋の別室でゆっくりと裏山風な庭を眺めながらいただきました。

2日目

湯郷温泉を出発して美作ICから中国道、米子道を経て松江玉造ICから高速を下りて松江城へ。その後再び松江玉造ICから出雲ICを経て出雲大社参拝。参拝後は松江道、中国道、山陽道から広島市内の2日目の宿で宿泊。

松江城では城のお堀を小舟で散策する堀川巡りを体験、今回お城は4ヵ所見学するので松江城は天守への入場はパスしました。出雲大社参拝は今回の旅行のメインの目的なのでゆっくりさせてもらいましたが、やはり荘厳な感じとしめ縄の大きさに感動です。広島には5時過ぎ位に着きましたが、高速道路から眺めた高層ビルが斜面に林立する景色は他には見た事がないような気がします。市内に入ってからも高層ビル、特にマンションが多く、広島は大都市なんだとイメージが変わりました。広島の宿は夕飯なしの大手のビジネスホテルとしていたので、市内散策と原爆ドームや平和公園を見学してきました。ドーム前のあの川に多くの人が身を投げたむごさが切ないですね。
今回止まった大手のビジネスホテルについては観光地での同社のリゾートホテルに泊まったことがありますが、駅前の繁華街は又雰囲気が違い、高層、新しくて綺麗、便利、料金も手軽などお客さんで賑わっている訳が分かりました。大浴場も豪華でした。新しい発見です。

3日目

ホテルを出て一般国道にて宮島口へ、そこからフェリーで厳島へ渡り厳島神社参拝。参拝後は廿日市ICから山陽道、しまなみ海道にて大三島の大山祇神社参拝。その後松山道を通って松山ICから道後温泉泊まり。

ホテルで朝食を食べてから厳島へ、一般道の為通勤時間と重なったせいなのか道路が混雑して思うように走れなかったが、辛うじて厳島への渡口である宮島口へは予定通り到着、平日で時間も早かったので駐車場へもすんなり入庫するこができました。厳島神社では満潮だったのか大鳥居は海水の中でしたが、まさに海に浮かぶ神宮を目にする事ができました。参拝後はお土産屋さんが立ち並ぶ通りでお土産など購入して再びフェリーで宮島口へ、フェリーは便数も多く、所要時間も15分足らずと短時間なのでとても便利良く予定通り行動出来て助かりました。しまなみ海道は海に薄い霧がかかり遠くが少しぼやけて見える感じでしたが景観は素晴らしかったです。大三島では大山神社へ向かう前に道の駅しまなみ公園で昼食をいただきましたが、魚はさすがに新鮮で美味しいものでした。大山神社は以前何かの書物で知って、自分たちの地域の大山神社の総本山ともいえる神社なので一度お参りしたいと言う思いがかないました。時代の古さを感じ、又宝物館の国宝、重要文化財の武具の展示は日本一という事でとても良いものを見せてもらいました。道後の街並みについては行く前までは松山市から離れた奥座敷的な場所かなと思っていましたが、松山城の城下の中心地にあるとは大きな誤解でした。ホテルは大衆向けのホテルで夕食、朝食共にバスキングでしたが、料金も高くないので十分満足です。温泉街も近いのでからくり時計なども見ながら散策してきました。

4日目

ホテルチェックアウト後松山城へ、松山城見学後は松山ICから善通寺ICを経て金刀比羅宮参拝、その後は再び高速に入り鳴門北ICから鳴門公園へ、遊歩道渦の道散策後は大鳴門橋を渡り淡路島のうずの丘大鳴門橋記念館を見学して今夜の宿のうずしお温泉へ。

9時からしかロープウエイは動かない為、徒歩で松山城天守広場へ登る。普段畑仕事とウオーキングを欠かさず続けているため、妻共々楽勝という感じ。朝なので地元の人がウオーキングしたり、トレーニングで若い人が走って登ったりしてる姿が見えました。下ってくる時にはロープウエイとリフトが動き始めてリフトに乗っている人が頭上で手を振っていました。松山城は地味ですが石垣と隅櫓など当時の様子が多く残っているのが貴重ですね。
松山市で印象深いのは2輪車、特に自転車が多かったことです。付近に学校もあるらしく、通学時間だった事もあると思いますが、車の運転には気をつかいました。金刀比羅宮では神社から少し離れた駐車場でおじさんが手を振るので何かと思ったら、金毘羅様に近い駐車場が希望なら案内すると言って軽トラで誘導案内してくれました。帰りにお土産買ってくれたら駐車料は無料との事で、お土産をそのお店でまとめて買ったらさらにお土産一箱サービスにいただきました。案内された駐車場が参道の入り口だった事もあり不慣れな者には大助かりでした。金毘羅様はさすが立派で、崇拝者も多いらしく奉納者の名を刻んだ石の塔(玉垣?)が参道にぎっしり、つい合計額はどれ位などと考えてしまうのは自分だけでしょうか。本宮までの石段は全部で800段位だったと思いますが、これも特にきつい事無く難なく上り下りすることが出来ました。鳴門公園の遊歩道渦の道は丁度潮止まりの時間と言う事で渦は見られず、又海はかなりの濃霧で淡路島も見えない状況でしたが、施設の雰囲気だけは味わってきました。ガイドさんの話では朝渦潮観測船に乗ったら帰りは霧の為別な港に戻ったとのこと。観測船を予約する時は旅行行程に十分な余裕と塩の満ち引きによる運行予定に注意する事が必要みたいですね。
4泊目のうず潮温泉は淡路島では格安で泊まれる国民宿舎慶野松原荘を利用させていただきました。食事は夕食、朝食共に指定席で、手作りで美味しい物でした。お造りなどの具材も良く大満足でした。霧の為夕日も海も見えなかったのが残念です。新潟も日本海に沈む夕日がきれいですが、慶野松原の夕日はパンフレットで見ると空全体が赤く染まる夕焼けがきれいだったので見たかったのですが。

5日目

宿を出て明石海峡公園見学、その後淡路ICから高速へ、神戸淡路鳴門道、山陽道、新名神、名神を通り彦根ICから彦根城へ、彦根城見学後は名神、北陸道を経て加賀ICから山中温泉泊まり

明石海峡公園には早く着きすぎて駐車場入り口で15分位待機、公園は広くて散策に時間がかかりそして温室をゆっくり眺めたい為予定より時間を延長。もともとこの日はチェックインを早めに予定しており、又朝に普段より多く食べているため昼飯は食べたくない状況なので延長可能となりました。公園内の草花の植栽から温室の植物まで見どころありました。彦根城は今回の旅4つ目の城で徳川家の有力家臣である井伊家の居城です。天守に登ってきましたが、階段は狭くてきつくて姫路城よりははるかに厳しかったです。以前登った松本城の天守よりもきつい感じでこれまでで最高の感じです。隣接するお庭の玄宮園も良い庭でそこから眺める天守も又素晴らしいものです。今回の旅で見学した4城は日本で12しかない当時の天守閣のうちの4つであり、その中で今日5日目の彦根城そして1日目の姫路城、2日目の松江城は国宝であり4日目の松山城は重要文化財です。今度テレビで城の番組を見たらこれまでと別の見方が出来そうです。
山中温泉の宿は道後のホテルと同じグループのホテルだったのでシステムなどが全く同じで慣れてしまい安心出来ましたが、夕食、朝食の内容がほぼ同じなのにはびっくりしました。四国の道後と北陸の山中でどのようにして具材を揃えているのか驚きと感心ですね。勉強になりました。

6日目

チェックアウト後山中温泉の景勝地である鶴仙渓を散策した後、一路北陸道で新潟亀田ICを経て自宅へ。今日は今までで一番ゆったりとした時間配分、午後4時過ぎには自宅到着

鶴仙渓は山中温泉のホテルが立ち並ぶ通りの裏側を流れる渓流、散策で歩ける山道も整備されて清々しい気分に浸れます。渓流にはあやとり橋、こおろぎ橋などがかかり、そして山中温泉は芭蕉が愛した温泉とかで、芭蕉に関わる施設などもありました。
自宅到着後は6日間の高速道路走行で車にこびりついた虫の除去、そして留守中の最大の心配事である畑の状況と鉢植えのチェック。旅行前に1週間みっちりと水やりの練習した小学生の孫が守ってくれたお陰でいづれも異常なし。安心したところで家の風呂と晩酌の幸せを感じながら慣れた布団で就寝しました。

旅行中の考察

今回のドライブ旅行で初めて経験したり、分かった事、そして色々考えさせられた事などをまとめてみました。

シニアと安全運転

カーナビは必需品

今やカーナビはシニアでなくとも若い人でも絶対に必要のようです。近年は道路も複雑で車線も多く、車もたくさん走っているので、道路脇に停めて紙の地図などを眺めることなど出来る訳ありません。カーナビがあればインターや交差点など色々な場面で音声と画面で誘導してくれるので助かります。高速道路の工事区間の車線減少の案内にはほどほど感心しました。使い方が良く分からないせいかもしれませんが、行き先の設定は小刻みにその都度行う方が安心みたいです。カーナビは知らない所に行く時は一番の助っ人です。

シニアは平日が一番

仕事をしている人はなかなかそうもいかないでしょうが、リタイヤ組は平日が一番だと思います。渋滞に巻き込まれるリスクが低いので予定通りに事が進み、駐車場探しや駐車待ちなどに要する時間の無駄もないので焦ってスピードを上げる必要もなく、結果的に安全に結び付きます。そしてなによりもホテル代が割安なのは助かります。若い人の邪魔しないと言う事にもなりますね。

身体的能力を過信しないで安全運転

高齢者講習などでの測定データーを示されれば一目瞭然なのが、視力、視界の角度、暗い所から出た時の回復力などの低下です。そこに疲れが加われば尚の事なので、休憩はマメに取った方が良さそうです。腰痛予防にもなるし、トイレが近く待てない人は自分に合わせた時間内に休憩する事は鉄則のようです。又シニアの場合は自分もそうですが夜間は見えずらいと言う人が多いようです。知らない土地で案内標識や道路の進路を示す白線などが見えなかったら怖いので、走行は昼間限定にしています。尚旅行ではつい気分よく飲みたい気持ちになりますが、体調よく安全運転するためには晩酌の域を越えないように心がけたら、6日間非常に快調でした。

安全運転で心がけた事

まず第一に無理な行程を組まない事を心がけました。 知らない場所での夜間走行はせず、宿は早めに入る事にしました。 走行所要時間についてはネットで調べると平場の高速で平均速度90キロ越え、山岳地の高速で80キロ程度のスピードで計算されているようですが、安全運行のトラックなども多数走っている為、不慣れな者が走行した場合はそこまで満たない場合が多かったです。 所要時間は少し多めに取った方が良さそうです。又 高速道路では追い越しを始めると次から次と繰り返す事になり易いので、よほどゆっくり走っているトラックなど以外はなるべく追い越さないように心がけています。 特に先の様子が分からないカーブやトンネルの中はゆっくり走っている車に追従している方なので、スピード超過のトラックに追い越しを掛けられる事も多いですが、 無理せず、真似せず見通しの効く距離に応じたスピードを越えない事が安全であり疲れもたまりません。 又初めての道路の場合は要所のインターやジャンクションについてはあらかじめ進路方向などを調べておけば実際の走行でも迷う事なく安心出来ます。当たり前の事ばかりですが、これらの事を守って走行した結果、保険会社のドライブレコーダーによる運転診断はオールAでした。これからも安全安心な安定運転を心がけたいと思います。

車に関する事

今回のドライブで使った車はコンパクトカーのアクアですが、さすがハイブリッド、2500キロ走った平均燃費が28キロ/ℓを越えました。初めは小さくてあまり嬉しくない気持ちでしたが、旅先でのタワー型駐車場にも停めやすいし、カーナビは大きくて見やすいし、又今では当たり前かもしれませんが、ヘッドライトがオートなのがトンネル走行にとても便利なのが実感です。小さくて街乗りにも使い勝手が良いので良かったかなと思っています。

宿の予約や旅行支援とインターネット

今回初めて電話ではなく、ネットで宿の予約をしてみました。初めは宿泊プランを見ても1人分なのか2人分なのかもわからず不安でしたが、キチンと2人分で計算されていて、しかも全国旅行支援なども計算に組み込まれているなど感心する事ばかりです。プランも色々選べて明朗会計の上、1週間前には確認のメールも届いてさらに安心できました。カードで決済すればポイントも溜まるなど良い事ばかりで、今度又出かける時はこれしかないですね。便利な世の中、辛うじて経験できました。
全国旅行支援は宿泊代の割引だけでなく、地域ごとのクーポン券が平日の場合は1人2,000円分いただけると言う事でしたが、紙の券ではなくてスマホに入れる電子クーポンでした。もちろん初耳で知識ゼロの身にはチンプンカンプンだったのですが、ホテルのスタッフの方が全てやってくれて助かりました。シニアの特権かもしれませんね。お土産屋さんでは年配の人も多く、決済は若いお姉さんが来てささっとやってくれました。何屋さんでも今は文明の利器についていくのが大変ですね。
文明の利器については、ホテルの自動チェックアウトも早くて簡単で素晴らしい。数年前に出かけた時は経験しなかったのに、コロナのせいで普及したのでしょうか。コロナと言えばどこに行っても未だマスクを着用している人が普通と言う感じでした。日本はマスク文化が定着するのかもしれませんね。宿では初めて国民宿舎を使わせていただきましたが、食材も料理も予想以上に良く、なかなか良いもんだなあと言うのが実感です。この次の選択肢です。マイカーでの節約旅行なので高級な所には泊まれないので、バイキングプランでしたが、食時会場に入れば色々あるプランの差は食事に関しては関係なさそうです。バイキングも大勢の人達と共に気軽に楽しめるところが良かったです。

留守中の畑と鉢物などの管理

実はこれが一番心配で思うように出かけられない人は多いと思いますが、自分も全くその通りで、これまで1週間も留守にする事など考えても見ませんでした。どうすれば良いかと色々思い悩んだ結果、以下の方法で乗り切る事を決めました。結果は一部影響があった他はほぼ完全にクリアという感じでした。

1.盆栽、山野草中心に100鉢以上とプランターの野菜が20程度の水やりについては、小学生の孫と1週間、毎日練習して備え、シャワーノズルと水道ホースは繋ぎっぱなしで簡単に扱えるようにしておく事にしました。土の状態を見て水やりする事は無理なので、水枯れよりは多少の加湿は覚悟で、少しでも乾いていたら十分に水をやると言う事にしました。子供はタップリ水をやる事はほぼ無いので、これは丁度良かった感じです。

2.畑では、例年であればキャベツ、ブロッコリーなどの青物とトウモロコシの苗を育苗中の時期なのですが、さすがに苗の管理は無理なので、キャベツ、ブロッコリーなどは種蒔きを早めて定植してから出かける事にしました。トウモロコシについてはマルチと不織布を用いての直蒔きに変更しました。芽が伸び出して出かける前に不織布を外したら霜に当たり傷んだのが残念です。やはりこれ迄通り育苗して5月に定植する方法が簡単で安心のようです。

旅行から帰ってきて早10日余り、事前に準備しておいたお陰でトマト、ナスなどの夏野菜の苗も全て植え終えて、これからはゴーヤ、ズッキーニ、モロヘイヤ、枝豆などの支度にかかります。僅かな家庭菜園ですが、色々な種類を目いっぱい作って楽しみながら、健康を維持して又出かけたいと思います。

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