秋の磐梯山、紅葉には未だ少し早いかなと思える10月12日に出かけてきました。この日は3日程続いた秋晴れの真ん中の日、どう転んでも天気の崩れなど考えられない絶好のドライブ日和、しかも平日と言う事で混雑無しのシニアにはうってつけの日となりました。近年は会津観光と言うと鶴ヶ城や白虎隊などの史跡を中心に訪れる事が多かったのですが、今回は若い頃に行ったきり遠のいていた磐梯吾妻スカイラインや桧原湖などの火山湖などが急に懐かしくなり行ってきました。
行程
ドライブコースは概略以下のような回り方ですが、磐越自動車道、東北自動車道、国道49号線他を利用し、走行距離約400キロの道のりを早朝出発して暗くなりかけた頃に帰宅しました。スピードを抑えた安全運転を心がけたらほとんど疲れも感じません。
自宅~会津坂下~会津若松~福島西~磐梯吾妻スカイライン~磐梯吾妻レークライン~磐梯山ゴールドライン~猪苗代湖~西会津~自宅
訪れた所
磐梯吾妻スカイライン
福島と会津を結ぶ絶景の山岳スカイライン。昭和34年に初開通した日本屈指の山岳観光道路。距離約28キロ、最上部は標高1622メートル。福島西インターから向かう途中吾妻山の噴火口と周辺の噴煙が良く見えていました。福島側から上るのは初めてなので思い出になります。現在は無料で通行出来ますが、11月~4月は冬期閉鎖となるので特に11月上旬は天候の関係でいつ通行止めになるか分からないので要注意とのことです。
浄土平
磐梯吾妻スカイラインの最上部で吾妻山の噴火口がすぐ近くにあり、未だ随所で噴煙が上がっています。ビジターセンター、レストランなどの観光施設もあります。草木は少なく溶岩多数。福島側から上った場合は途中に天狗の庭、霜降りなどの風光明媚な名所があり、天狗の庭は紅葉が始まっていて絶景でした。
磐梯吾妻レークラインと桧原湖、五色沼
磐梯吾妻スカイラインから土湯バイパスを経て会津方面につながる山岳道路で桧原湖、五色沼などの火山湖観光が出来ます。桧原湖では数十年ぶりに遊覧船に乗ってみましたが、湖から眺める磐梯山は雲一つ無い天気にも恵まれ圧巻でした。五色沼についてはこれ迄は一番観光客の多い毘沙門沼しか観た事が無かったのですが、今回は桧原湖側から散策コースを歩き柳沼から青沼、瑠璃沼、弁天沼、みどろ沼、赤沼迄観て歩きました。健康には良いし、良い経験をさせてもらいました。
磐梯山ゴールドライン
磐梯山の火口跡近くを通る山岳道路、黄金平は荒々しい噴火口が見れる名所。山湖台では眼下に広大な猪苗代湖を眺める事が出来ます。山湖台を下れば約12キロで磐越自動車道の磐梯河東インターです。
野口英世記念館
磐越自動車道の磐梯高原猪苗代インターを降りて間もなく野口英世記念館です。
猪苗代湖湖畔で生まれ育ち世界的細菌学者までになり、1000円札の肖像画にもなっている野口英世の生涯と活動を紹介している施設です。以前訪れた時とは様変わりに立派な施設になっていて驚きました。生家もそのままの姿で保存されていましたが、記念館の屋根で覆われて傷みにくい形で保存されていました。幼いころの大火傷と貧困にもめげず数々の偉業を成し遂げた野口博士と貧乏苦行の中で博士を育て上げたお母さんには感動しました。昔はこの様な我慢強いお母さんが多かったのではないでしょうか。生活が向上すれば楽になり我慢が足りなくなり易いし、かと言って昔に戻るわけにもいかないし、難しいですね。いろいろ考えさせられましたが、見習える所は見習ったらと言う気持ちもありかもしれませんね。