わが家の生姜づくり

種生姜は十分に暖かくなってから1個50~60ℊに分けて露地の畝に植え付けます 

家庭菜園向きの生姜の育て方をわが家の菜園を例に紹介しています。
生姜は成長途中の夏に採る葉ショウガと成長した晩秋に採る新ショウガとありますが、ここでは新生姜までの育て方を紹介します。
生姜は発芽温度が高く発芽日数もとても長いので、未だ寒い時季に植え付けると発芽せずに腐れたりする危険があるので十分暖かくなってから植え付けます。
乾燥を防ぐため藁を敷いたり保温の為発芽まで畝をビニールで覆ったりするのも効果的です。秋になり葉が黄色くなってきたら収穫です。

/AomusiGarde

生姜の基本情報

ショウガ科、適応土壌酸度PH5.5-6、連作(2年程度空ける)、発芽適温25-30℃、発芽可能18℃~
生育適温20-30℃、日照-日向

発芽温度、生育温度ともに高いので、気温が安定して高くなるまで待って植え付けした方が無難です。

生姜の栽培時期 (わが家の作型)

5月下旬に種生姜を植え付け10月下旬に収穫です。生姜は発芽温度が高く、又発芽するまでかなりの日数を要し、気温が低いと発芽するまでに腐れることもあるので、十分に暖かくなってから植え付けた方が安全です。

生姜の育て方 – 栽培のポイント

わが家の家庭菜園で生姜を栽培するうえで注意しているポイントです。

1.痛みのない種生姜を植え付ける
失敗しないためにはまず最初に痛みのないしっかりした種生姜を植え付けることが大事です。
それには適期に良い種生姜を買い求める事が必要であり、遅くなると一部が少し腐れかかったものを買わざるを得ない時もあり、その場合はやはり発芽までに腐れやすい原因となります。
一方であまりにも早く買いすぎると家庭では植え付けるまでに良い状態を維持できないという事もあります。

2.気温が安定してから植え付ける
生姜は発芽温度が高く、気温がまだ低い時期の植え付けは素人にはリスクが高く、種生姜が発芽しないまま腐れてしまうことがあります。
芽だししてから植え付ける方法もありますが、生育適温も高いので、早く植えても、それほど生育は早まりません。
暖かくなってから植え付けても秋の収穫時期迄、十分間に合うので、ゆっくりとやっています。

3.直射日光の当たる場所を避ける
生姜は強い日光は好まず、むしろ朝日が少し当たる程度の反日蔭の場所で良く育ちます。

4.連作を避ける
生姜は連作に弱いと言われていますが、わが家では生姜に適切な場所があまり無いため、他の畝の土と入れ替えながら、毎年同じ場所で作っています。
僅か2mの畝なので土の入れ替えも苦になりません。家庭菜園ならではの方法です。

5.乾燥させない
生姜は土の乾燥が苦手なので敷き藁をして乾燥を防ぎます。又生姜は新生姜が肥大してくると地表に出てくるので土寄せをする必要があります。

6.収穫する時は種生姜も利用
収穫の際には植え付けた種生姜が植え付けた時とそっくりそのままの形で土の中から出てきます。
出てきた種生姜も十分に食べられるので、捨てずに利用しています。種生姜の残留農薬などが気になる方は調べてから食べて下さい。

栽培手順

準備するもの

①苦土石灰

雨で酸性に傾きやすい土壌を、アルカリ性の苦土石灰を混入することで酸度の調整をします。又苦土石灰はカルシュームとマグネシュームの補給にもなり、これら微量要素の欠乏による生育不良を防止します。
苦土石灰は粉状と粒状があり、粒状のものが、風に飛ぶこともなく、使い易く健康的なので家庭菜園では多くの人が使っています。
石灰にはこの他に消石灰と有機石灰があり、それぞれの利点もあるのですが当面この苦土石灰があれば何も不足する事はありません。

②化成肥料

窒素N、リン酸P、カリKの含有量がそれぞれ12前後のバランスのとれた配合で元肥と追肥の双方に使えるとの表記のある化成肥料が色々な野菜に使えて万能で便利です。
化成肥料は一般的に肥料成分が多く肥効が強い為経済的ですが、反面与え過ぎと根に直接触れるような施用は作物を傷める事があるので注意が必要です。
その為種蒔きや定植の1週間前までには施用して土とよく馴染ませておく事が基本です。尚化成肥料は本来即効性ですが製品によりゆっくり効く加工を施して元肥にも使えるものがあります。

③堆肥

遅効性の肥料ですが、土壌中の有用微生物の増殖を助けて土をふかふかにして水はけを良くして地力の維持向上にも役立ち、又連作障害の軽減にも有効とされています。
肥料成分はそれほど高くない為、過不足による直接的な影響は少ないですが、土壌の健全性を保ちながら長く野菜を栽培する為には毎作ごとに施用した方が良いと思います。
牛糞など動物性のものに植物由来の素材を配合した色々な製品が販売されているので、使い方と施肥量をよく確認して使用します。
尚堆肥だけでは野菜が成長する養分を賄えないので、普通は化成肥料と併用して使います。

野菜の肥料について

④生姜種

4月になるとホームセンターなどの店頭に並び始めます。適期に確保して室内に置いておくと5月の半ば過ぎに植え付けるまでに芽が少し膨らみかけますので、植え付けた後の発芽がし易くなります。わが家では種生姜500グラム程度の小袋1つの僅かな栽培ですが、5-6株は植え付けできるので、家庭で消費する限りでは十分な量の生姜が収穫出来ます。大生姜から小生姜迄色々な種類の種生姜が売られていますが、安い外国産でも満足できるものが収穫出来ます。

土づくり

①苦土石灰の混入

種生姜を植え付ける2週間前迄に鍬で土を良く耕して苦土石灰を混入しておきます。
苦土石灰の量は1㎡当たり100gとします。

②元肥入れと畝立て

種生姜を植え付ける1週間前に元肥として化成肥料と堆肥を入れ畝を整えておきます。
畝幅は60㎝とし、板で平に均しておきます。
化成肥料の量は1㎡当たり100gとします。

堆肥は製品により原料と成分が異なるので施す量は一概に言えませんが、毎作ごとに施している畑では、費用面からも多少は少な目でも良いと思っています。わが家の場合は何を栽培するにしても毎作ごとに牛糞もみ殻堆肥を3㎡当たり中くらいの角スコップで軽く5杯程度と少な目ですが土の状態は健全に維持されているようです。
尚わが家では堆肥の量は野菜を問わずほぼ同量とし、施肥量は化成肥料の量で加減しています。
生姜の元肥の入れ方は肥料を畝全体にすきこむ全面施肥が良いでしょう。

土づくりの基本について

植え付け

種生姜を30㎝間隔に植え付けます。深さは種生姜の上に10㎝位土が被る様にします。
大きい種生姜を分割して植える時は双方共に芽の出る部分があるようにして、大きさも50-60g以上とします。
小さすぎると芽が出ずに腐敗したり生育不良となったりします。乾燥防止と保温の為敷き藁をしてビニールを掛けています。ビニールは蒸れないように小さな穴をあけておき、芽が出始めたら取り除きます。
芽が出るまでに1か月も要し、心配で掘り返してみたくなる生姜ですが、じっと待っていれば、必ず芽は出てきます。

間引き

生姜は芽が出るまで1ヶ月半もかかる時もあるほど日数を要します。又わが家ではそれほど多くの芽は出しませんので間引きはせずに出て来た芽は皆育てています。

収穫

葉が黄色くなってくる10月下旬~11月上旬が収穫となります。鍬で生姜を切らない様に周りの土を除けながら丁寧に掘ります。尚始めに植え付けた種生姜もひね生姜として利用できます。
保存は15度位を保つ必要があるので、冬期間は家の中で適する場所を探して保存していますが蓋に空気穴を開けた発砲スチロールの箱にもみ殻を入れて、その中に埋めるようにしておくと長持ちします。尚酢生姜で保管するのも便利です。

種生姜
春に植え付けた種生姜もこのように何事もなかったかのように土の中から出てきます。保存しておいたひね生姜と同じように食べる事が出来ます

手入れ

※追肥と土寄せ

草丈が10-15㎝位になったら9月下旬位迄3週間に1回化成肥料1株半握りを施して土寄せします。生育してくると新生姜が地表に出て来るので必ず土寄せをします。

病害虫

生姜は直射日光が苦手なので半日陰となる場所で育てます。
連作障害も出やすいので2年は空けたいところですが、適当な場所が無いので他の畝の土と入れ替えています。
病害虫については特別に被害が出やすいとか必ずとかということで気にかけているものはありません。

病害虫と対策、農薬についてはこちらをご覧ください

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