わが家のブロッコリーづくり

ブロッコリーは春も作れますが、7月蒔き秋取りが一番育て易いと思います。家庭用では枝が分岐して数多く採れる品種を選ぶと良いでしょう。種蒔きから収穫までの成長の変化も楽しみですね。我が家でのブロッコリーづくりはこんな感じでやっています。

/AomusiGarden

ブロッコリーの基本情報

アブラナ科、適応土壌酸度PH6-6.5、連作(2年程度空ける)、発芽適温20-25℃、発芽可能15℃~
生育適温15-20℃

生育適温だけ見ると、夏の定植は無理に思えるが、日中しおれながらも、成長します。

栽培時期(わが家の作型)

①春ブロッコリー

種蒔き3/7、定植4/18、収穫6/上~6/下を標準日としています。種蒔きから育苗初期まではビニールトンネルの中での保温下で行い、気温が上がれば雨除けだけの苗台の上で定植まで育苗します。暑くなるまでに、秋ブロッコリーとまではいかなくとも、そこそこの側花蕾まで収穫できます。

②秋ブロッコリー

種蒔き7/12、定植8/10、収穫10/中から12/下を標準日としています。株を大きく育てて大きな側花蕾の収穫を目指して早めの栽培となっています。真夏の育苗と定植、アオムシの防除がポイントです。定植後猛暑にあうとグッタリすることもありますが、旧盆を過ぎれば元気に成長します。夏でも発芽、育苗は案外簡単です。

ブロッコリー-栽培のポイント

家庭菜園ですので脇枝の側花蕾まで全て収穫します。

1.苗づくりは適期に種を蒔く
苗づくりは40連結ポットがジャストサイズで、種まきから定植するまで育てるには最適です。側花蕾までしっかりと収穫するには、種は遅れないように適期に蒔きます。
2.種は当然余るので保存する
捨てるのは気が引けます。数年は使用可能ですので保存しておきましよう。
3.肥料は十分に与える
元肥、追肥共にしっかり与えて、元気良くて大きな株にすることが、多数の花蕾を収穫する為には不可欠です。又肥料不足の小さな株では大きな花蕾は出来ません。
4.定植時の注意
定植時の苗は細くて弱いので支柱を立ててヒモで留めておくのが安全です。茎はすぐに太くなるのでヒモが悔い込まないように結び直し足り、風で倒伏しないように、上部もヒモで停めておけば安心です。
5.病害虫の防除
定植時の根切り虫、成長期のアブラムシ、アオムシ、夜盗虫などの被害が見受けられますが、秋ものでは後半涼しくなってからは少なくなります。育苗期、定植時、成長期前半での薬剤防除が現実的です。致命的な病気は経験ないですが、黄変した下葉はまめに取り除きます。
6.収穫
頂花蕾をしたら脇枝への日照を良くし、又養分を集中させる為、主枝に付いている葉は全て切り落とします。脇枝は株の生育中にあらかじめ4~5本に剪定しておきます。収穫を終えたらすぐに抜き取り処分した方が、土のダメージを軽減して復活を早める事になります。

栽培手順

用具と資材の準備

①苦土石灰

雨で酸性に傾きやすい土壌を、アルカリ性の苦土石灰を混入することで酸度の調整をします。又カルシュームとマグネシュームの補給になり、これら微量要素の欠乏による生育不良を防止します。苦土石灰には粉状と粒状があり、粒状の方が風で舞うことも無いので扱い易くて衛生的です。

②化成肥料

窒素Nリン酸PカリKの含有量がそれぞれ12前後のバランスのとれた配合で元肥と追肥の双方に使えるとの表記のある化成肥料が色々な野菜に使えて万能で便利です。肥料分が多く肥効が強い為、与え過ぎや根に直接触れるような施用は避けます。

③堆肥

遅効性の肥料ですが、土壌中の有用微生物の増殖を助けて土をふかふかにして水はけを良くします。地力の維持向上にも役立つため連作障害の軽減にも有効です。肥料成分はそれほど高くない為、過不足による直接的な影響は少ないのですが、土壌の健全性を保つためには毎作ごとに施した方が良いと思います。

野菜の肥料について

⓸40連結ポット

8×5列で40個つながっている角ポットです。家庭菜園ではあらかじめ切り分けておいて必要なだけ使うようにするのが便利です。種蒔きから定植するまでの間育てることが出来、用土の量も少なくて済み経済的です。

⑤ポットトレー

40連結ポットが丁度良く収まるように出来ています。ポットが固定できるので風にも飛ばされず、持ち運びも楽です。ポットの底穴から用土も漏れにくいです。

⑥種蒔き培土

発芽しやすく、生育に良い調合になっています。必ず新しいものを使います。古い用土や畑の土では水はけ、保水力、酸度と養分、病原菌の存在などあらゆる面でリスクがあります。

⑦ブロッコリーの種

枝が分岐して脇枝からも収穫出来る系統の品種を選びましょう。

種蒔き

①ポットに用土を入れる

トレーにポットを必要数並べて種蒔き培土を7分目程度入れて平に軽く押さえます。ジョーロで丁寧に底まで浸みこむように湿らせます。十分に湿らせたポットと湿らせる前のポットの重さを実感しておくと後々役立ちます。培土にはあらかじめバケツ等の容器の中で吸湿させてからポットに入れると書いてあるものもありますが、そうでないものについても、同様にした方が最初の水やりの際に水が浸みこみ易くなります。吸湿加減は握ってもパサパサと崩れる程度です。

②ポットに種を蒔く

種を1ポット3-5粒程度重ならないように蒔きします。残った種はしっかりと保存しておきます。

種子の保存について

③覆土

種に5ミリの厚さで培土で覆土して表土を軽く押さえます。

④注水

ジョーロで優しく水やりして種蒔きは終了です。

発芽迄表土が乾かないように、注意しながら発芽を待ちます。発芽してからも適宜水やりをして、水切れと加湿に注意して育てます。置き場は明るい戸外で強い雨に当てないようにします。強い雨で種が流れたり、発芽したばかりの苗が痛みます。

種蒔き後2週間目の秋ブロッコリーの苗、あと10日で定植します。ロマネスコ、キャベツなどと一緒に40連結ポットで育苗中。

種蒔き後17日目の春ブロッコリーの苗、ビニールトンネルの中とはいえまだ寒く、成長は遅いです。

種蒔き後1か月の春ブロッコリーの苗、ここ迄で秋ブロッコリーの倍の日数がかかっています。

間引き

天気の条件にもよりますが4日前後で発芽してきます。子葉が展開したら固まって発芽しているところをほぐすように3本残して間引きします。2センチ程度迄育ったら2本残して間引きし、その後1本にして定植迄育てます。ブロッコリーの苗は間引きが少し遅れたりすると徒長しがちですが、定植後は旺盛に成長を始めるので、あまり問題にしていません。

土づくり

①苦土石灰の混入

定植の2週間前迄に鍬で土を良く耕して苦土石灰を混入しておきます。
苦土石灰の量は1㎡当たり100gとします。

②元肥入れと畝立て

定植の1週間前に元肥として化成肥料と堆肥を入れ畝を整えておきます。
畝幅は60㎝とし、板で平に均しておきます。
化成肥料の量は1㎡当たり100gとします。
堆肥は製品により使用料が異なるので一概に言えませんが、費用面も考え、毎作施すならば説明より若干少な目でも差し支えないと思います。私は毎作ごとに牛糞もみ殻堆肥を3㎡当たり中くらいの角スコップで5杯入れています。堆肥の量はどの野菜もほぼ同量とし、化成肥料で加減しています。
元肥の入れ方は肥料の流失が少なくて長続きする溝肥が良いでしょう。

土づくりの基本について

定植

種蒔から約1ヶ月で定植です(春はもう少し長いです)。ポットを逆さにするようにして苗を抜き畝に45㎝の株間を取り植え付けます。植穴には注水して、水が沈んだら植えるようにすると根付きが良いです。終えたらタップリ水を与えましょう。ブロッコリーの苗は風に弱く。又台風シーズンでもあるので支柱を立てしっかりと仮止めしておきます。尚定植は日中のしおれを避ける為午後から行います。

収穫

9月末位になると主幹の先端に小さな花蕾(頂花蕾)が確認できるようになります。これは10月半ば位から収穫出来ます。頂花蕾を収穫した株は主幹の大きな葉は全て切り捨て側枝だけにします。側枝は生育途中に元気の良い4~5本を重ならない様にバランスよく残し、他は掻きとっておきます。11月半ば位からは側枝の先についた花蕾(側花蕾)も収穫できるようになります。

収穫は、包丁を使って、花蕾下10センチ位の柔らかい茎の部分で切り取ります。ブロッコリーは蕾なので、採り遅れると画像のように黄色みがかって,花を咲かせようとします。油断せずに、濃緑で締まったものを収穫するようにします。

手入れ

※追肥

発芽後3週間位に1ポットに化成肥料5-6粒、定植2週間後と10月の半ば位迄に2回1株に軽く1つかみの化成肥料を根元から離して施して軽く土寄せします。肥料を十分に効かせて株を充実させないと大きな花蕾が多数採りできません。

病害虫

ブロッコリーで悩まされる病害虫の一番はアオムシです。生育初期はモンシロチョウが飛び交う時季ですので要注意です。無農薬の場合は防虫ネットで覆うか、毎日見回って捕殺するかしかありません。ヨトウムシと根切り虫にも結構やられますので要注意です。

病害虫と対策、農薬についてはこちらをご覧ください

※支柱

風の強い場所では倒伏防止のため支柱に紐留めの対策をした方が安全です。